絵本作家の日々
98
夜中 初めての夜更かし
12歳やったかなあ
12時がやってきて 12時を回る一瞬
すごいドキドキしたのを 覚えている

なんか起こるんちゃうかと思って。

なんにも起こらへんかったけど
「明日」が「今日」になっていて
さっきまでの「今日」が「昨日」になっていた

中学生になって
試験勉強をするようになり
徹夜がとくに 珍しくなくなっても
なぜか 時計が12時をまわる一瞬は
神聖な気持ちになって
息をひそめて時計の針を見ていた気がする

朝日が昇るのを 冬でも必ず窓を開けて
ひんやりした空気のなか
窓から身を乗り出して
不思議な気持ちで見たっけなあ

中学校は家からすぐ 徒歩1分くらいのところ
あたしの部屋の窓から 校舎の3階部分にある
非常階段が見えていて
朝日はいつも その校舎の向こう側から昇る

このあいだ実家に帰った時
校舎の建て替えが行われていた

もう新しい校舎が 敷地内の別の場所に建っていて
かろうじて古い校舎は残っていたものの
もうすぐ完璧になくなるらしい
生徒はすでに新しい校舎で授業を受けている

グランドも 駐輪場も 体育館も 
芝生とクローバーで覆われた裏庭も もう全部様変わりしていて
大好きやった桜の木も 校舎より高く育った木も(なんてゆう木やったんやろう)
切られてなくなっていた

すっかーーーーん がらがらがら
って感じやった

さらには 中学校の近くに
私の通っていた保育園もあるんやけど
近々 保育園は壊して駐車場にし
そこにあった保育園は 中学校の敷地内に建て直されるらしい(中学校の敷地は結構広い)

みんな 前に進んでるんやなあと思った
































 
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